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  1. 近江八幡市議会 1997-03-21
    03月21日-05号


    取得元: 近江八幡市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-01
    平成 9年第1回 3月定例会         平成9年第1回(3月)近江八幡市議会定例会                    平成9年3月21日(金) 午前9時30分開議            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程   第1 会議録署名議員の指名   第2 委員会審査報告   第3 討論・採決   第4 議案の上程(提案理由説明)      議第35号~議第39号   第5 総括質疑   第6 委員会付託   第7 委員会審査報告   第8 討論・採決1. 会議に付議した事件   日程第1 会議録署名議員の指名   日程第2 委員会審査報告   日程第3 討論・採決   日程第4 議案の上程(提案理由説明)        議第35号~議第39号   日程第5 総括質疑   日程第6 委員会付託   日程第7 委員会審査報告   日程第8 討論・採決1. 会議に出席した議員(24名)   1番  福 本 匡 志 君        2番  中 江 しげ子 君   3番  前 出 幸 久 君        4番  山 本 英 夫 君   5番  井 上 栄一郎 君        6番  大 黒   謙 君   7番  中 川 博 水 君        8番  岡 田 吉 裕 君   9番  伊 藤 幸 枝 君        10番  相 馬   学 君   11番  青 木 茂 平 君        12番  小 磯 正 人 君   13番  辻     恪 君        14番  友 清 尚 昭 君   15番  浦 口 哲 也 君        16番  西   由美子 君   17番  白 井 久 隆 君        18番  西 居   勉 君   19番  大 橋 正 光 君        20番  檜 山 秋 彦 君   21番  早 瀬 允 人 君        22番  赤 部 豊 尚 君   23番  中 村 芳 雄 君        24番  中 村 捨 三 君1. 会議に欠席した議員(なし)1. 会議に出席した説明員(17名)   市長      玉 田 盛 二 君  助役      岡 田 三 正 君   代表監査委員  福 井 二 郎 君  教育長     茶 野 武 夫 君   総務部長    福 永 吉 夫 君  活力創生部長  山 本 通 生 君   生活環境部長  伴   甚兵衛 君  福祉保健部長  岡 田 美 津 君   産業部長    村 田 暑 三 君  建設部長    川 瀬 利 夫 君   同和対策部長  雪 吹 三 郎 君  水道部長    西   順 次 君   教育部長    山 岡 緑 朗 君  市民病院事務長 若 井 康 雄 君   財政課長    北 川 誠 次 君  いきいき職員育成室長政策管理担当                              嶌 本 敏 雄 君   総務課参事   西 川 秀 一 君1. 議場に出席した事務局職員(4名)   事務局長    永 福 敏 一   事務局次長   中 谷 眞 吾   副主幹     廣 瀬   敏   書記      西 堀 駒 次               午前9時43分 開議 ○議長(白井久隆君) 皆さんおはようございます。 これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(白井久隆君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員に、 14番 友清 尚昭君 15番 浦口 哲也君 16番 西 由美子さんの3名を指名します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第2 委員会審査報告 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員会審査報告を求めます。 まず、総務常任委員会審査報告を求めます。 12番小磯正人君。             〔12番 小磯正人君 登壇〕 ◆12番(小磯正人君) 皆さんおはようございます。 それでは、総務常任委員会審査報告をいたします。 今定例会におきまして当委員会に付託されました諸案件を審査のため、3月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので御報告いたします。議第3号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会所管部分議第12号 平成9年度近江八幡一般会計予算のうち本委員会所管部分 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと議決しました。 以上をもちまして総務常任委員会審査報告を終わります。議員諸公の御賛同をよろしくお願いします。 ○議長(白井久隆君) 次に、教育民生常任委員会の報告を求めます。 1番福本匡志君。             〔1番 福本匡志君 登壇〕 ◆1番(福本匡志君) 皆さんおはようございます。 それでは、教育民生常任委員会審査報告をいたします。 今定例会において当委員会に付託されました諸案件を審査のため、3月17日、18日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので報告いたします。議第3号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会所管部分議第4号 平成8年度近江八幡国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと議決しました。議第8号 平成8年度近江八幡老人保健事業特別会計補正予算(第3号)は、原案を可決すべきものと議決しました。議第12号 平成9年度近江八幡一般会計予算のうち本委員会所管部分議第13号 平成9年度近江八幡国民健康保険特別会計予算議第17号 平成9年度近江八幡老人保健事業特別会計予算議第23号 近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてのうち本委員会所管部分 以上4件は、賛成多数で原案を可決すべきものと議決しました。 以上をもちまして教育民生常任委員会審査報告を終わります。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) 次に、建設常任委員会の報告を求めます。 15番浦口哲也君。             〔15番 浦口哲也君 登壇〕 ◆15番(浦口哲也君) 皆さんおはようございます。 建設常任委員会審査報告をいたします。 今定例会におきまして当委員会に付託されました諸案件を審査のため、3月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので報告をいたします。議第3号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会所管部分議第6号 平成8年度近江八幡住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)議第9号 平成8年度近江八幡近江八幡南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号) 以上3件は、原案を可決すべきものと議決をいたしました。議第12号 平成9年度近江八幡一般会計予算のうち本委員会所管部分は、賛成多数で原案を可決すべきものと議決しました。議第15号 平成9年度近江八幡住宅新築資金等貸付特別会計予算議第18号 平成9年度近江八幡近江八幡南部土地区画整理事業特別会計予算議第27号 近江八幡沖之島漁港の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 以上3件は、原案を可決すべきものと議決しました。議第30号 市道路線の廃止及び認定につき議決を求めることについては、賛成多数で原案を可決すべきものと議決しました。 以上をもちまして建設常任委員会審査報告を終わります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) 次に、経済企業常任委員会の報告を求めます。 3番前出幸久君。             〔3番 前出幸久君 登壇〕 ◆3番(前出幸久君) おはようございます。 それでは、経済企業常任委員会審査報告をいたします。 今定例会において当委員会に付託されました諸案件を審査のため、3月17日、18日及び19日の3日間委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので報告いたします。議第3号 平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第7号)のうち本委員会所管部分議第5号 平成8年度近江八幡と畜場特別会計補正予算(第3号)議第7号 平成8年度近江八幡公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)議第10号 平成8年度近江八幡農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)議第11号 平成8年度近江八幡病院事業会計補正予算(第3号)議第12号 平成9年度近江八幡一般会計予算のうち本委員会所管部分議第14号 平成9年度近江八幡と畜場特別会計予算議第16号 平成9年度近江八幡公共下水道事業特別会計予算議第19号 平成9年度近江八幡農業集落排水事業特別会計予算議第20号 平成9年度近江八幡水道事業会計予算議第21号 平成9年度近江八幡病院事業会計予算議第22号 平成9年度近江八幡農業共済事業特別会計予算 以上12件は、原案を可決すべきものと議決しました。議第23号 近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてのうち本委員会所管部分議第24号 近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第25号 近江八幡市立農業施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第26号 近江八幡農業集落排水処理施設使用料条例の一部を改正する条例の制定について議第28号 近江八幡公共下水道使用料条例の一部を改正する条例の制定について議第29号 近江八幡水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について 以上6件は、原案を可決すべきものと議決しました。議第31号 平成9年度近江八幡農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることにつき議決を求めることについて議第32号 農作物(水稲)共済の共済掛金無事戻しにつき議決を求めることについて議第33号 農作物共済特別積立金の取崩しにつき議決を求めることについて 以上3件は、原案を可決すべきものと議決しました。 なお、次の附帯決議がつけられました。附帯決議、勤労者総合スポーツ施設整備事業費の執行に当たっては、担当部間の連絡調整を密にし、条件整備を行い、事業執行されたいということでございます。 以上をもちまして経済企業常任委員会審査報告を終わります。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。 20番檜山秋彦君。             〔20番 檜山秋彦君 登壇〕 ◆20番(檜山秋彦君) 経済企業常任委員会の報告について、委員長にお尋ねをいたします。 議第12号、14号、16号、19号、20号、21号、23号、24号、26号、28号、29号は、それぞれ国の消費税税率引き上げとこれに連動する近江八幡市の各企業なり特別会計一般会計の予算、またそれに伴うそれぞれの条例、使用料条例等の変更にかかわる議案でございます。消費税は、御承知のように、低所得者、収入のない人々からもその収納を強制するという意味で、私ども最も過酷な、かつ不公平な税制ではないかと考えておりますが、この消費税の税率引き上げについて、市民にかかる負担の増大と、またそれについての当局の対応等について委員会でどのような審議が行われたのかお尋ねするものであります。 以上です。 ○議長(白井久隆君) 経済企業常任委員長の回答を求めます。 3番前出幸久君。             〔3番 前出幸久君 登壇〕 ◆3番(前出幸久君) 20番檜山議員の質問でございます。そういう消費税の問題につきましては、委員の皆さんから質問が出ませんでしたことをお答えとさしていただきます。 ○議長(白井久隆君) 再問はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 他に質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) ほかに質疑がないようでありますので、以上で委員会審査報告を終わります。 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午前9時59分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前10時5分 再開
    ○議長(白井久隆君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第3 討論・採決 ○議長(白井久隆君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。 討論を行います。 20番檜山秋彦君の発言を許します。 20番檜山秋彦君。             〔20番 檜山秋彦君 登壇〕 ◆20番(檜山秋彦君) 私は日本共産党を代表して、反対討論を行います。 議案のうち、討論の趣旨によって一括できるものはそのようにして論じますので、御了解ください。 反対討論に入る前に、会第1号「第29回オリンピック競技大会」の大阪招致の支援に関する決議について一言言わせていただきます。 日本共産党は、オリンピック運動が掲げる「スポーツを通して諸民族の友好と相互理解を増進する」、「平和でよりよい世界をつくることに貢献する」という目的を支持し、この間オリンピックの理想の実現のための運動を支援する立場を一貫してとってきました。大阪招致に当たっては、オリンピックが簡素で環境に調和した無理のない形で行われるように希望し、また唯一の被爆国であり、戦争放棄を宣言した国で開催されるにふさわしい内容をもって世界平和に貢献するものとなるよう提言しています。本市議会の支援決議に当たっても、ぜひそのような意味内容が伝えられるように希望します。 それでは、反対討論に入ります。 まず、議第3号平成8年度一般会計補正予算についてですが、これについては2つの観点から論じます。1つは、同和対策にかかわる予算補正について、もう一点は、議第12号の平成9年度一般会計予算とかかわって市財政運営のあり方を今議会の質疑や答弁を踏まえて論じたいと思います。 まず、前者についてでありますが、民生費中、社会福祉総務費において追加補正された人権擁護都市推進事業費60万円を承認することはできません。これは、12月議会で成立したあらゆる差別をなくするための条例の冊子をつくる費用であります。条例制定に反対した私たちは、当然ながら条例普及のための冊子づくりにも反対です。 部落差別は、同一民族内における封建的身分差別の残り物の問題ですから、市民の間で先祖の身分にこだわる悪習が薄まり、民主的な考えが定着していけば解決するはずです。周辺地区との目に見える格差がほとんど解消した今日、同和にかかわる条例をつくることは、同和地区と一般地区との垣根を改めて人為的につくることであり、問題解決になりません。 条例ができると、市民の心の問題に行政が際限なく踏み込んでくることに道を開くと私たちが心配していたことが早くも表面化しました。西由美子議員の質問で卸売市場内の事件について取り上げましたが、当事者の一方が同和問題として行政に持ち込んだら、相手当事者意思いかんにかかわらず行政職員が介入し、差別事件かどうかの検討作業が始まる。当事者の背後に解同の姿が見え隠れしたら、途端に「ほっといたら大ごとになる」と行政が慌て出し、当事者ばかりか組織全体の責任が云々されて、確認会、学習会が押しつけられる。この事件の場合、いわゆる部落差別ではないという認定がされているのに、同じ経過をたどっています。 人権擁護施策推進法案の審議で政府当局者が、「人権の尊重の理念を国民の中に涵養していくに当たっては、国民の心の問題であることから、みだりに行政機関が私人間の──私人間ですね──私人間の紛争に介入することは極力差し控えるべきである」と答弁していますが、本市においては、行政の介入に原則も歯どめもないありさまであります。私人間の争いは当事者間で解決する。私企業や私的組織の中の争いはその組織の中で解決され、裁判所等の紛争解決機関以外の機関が介入することは、たとえどちらか一方が介入を要請してきたとしても慎重を期すべきでありますし、一般的に本市行政においてもそのように対処されてきています。 ところが、事同和問題となると対応の仕方が一変するのは、これまでからそうであります。その上、あらゆる差別をなくするための条例は、行政の守備範囲を一気に無際限に拡大してしまいました。行政は市民の中のありとあらゆる紛争に介入し得る、事件が部落差別にかかわっていようとそうでなかろうと介入できることになりました。条例は、「あらゆる差別」を問題にしている。だから、あらゆる人権侵害が対象になる。おおよそすべての紛争は何らかの人権侵害にほかならないからであります。 もちろんそれが同和問題かどうかは、行政組織の機関、またはそれによって委任された機関によって吟味されるでありましょう。その機関の中には、中心的人物として解同の役員が入っています。解同は被差別者の組織であり、差別かどうかは被差別者にしかわからないという認識が当局にあるからであります。このようにして、一民間運動団体にすぎない解同と、その手先のように動く市行政や教育委員会は、市民のあらゆる争いに介入し、その心の問題に土足で踏み込み、意識変革を迫る権限と能力を条例上の根拠によって所有することになりました。 このようなことは行政機関の中立性の原則にもとるばかりか、この町の市民相互の融和と協力、民主的な人間関係の発展にとって有益ではないと考え条例制定に反対の運動を進めてきた市民団体を、市行政と教育委員会が人権を尊重するまちづくりに逆行する行為と断罪したことは注目されねばなりません。西議員の追及に対して、同対部長はなおも反対運動が人々の差別意識を助長したと強弁されましたが、その強圧的な答弁姿勢の中に、行政のやることに誤りはないという無謬主義、行政のやることに批判は許さないという権力主義を見て背筋を寒くしたものであります。 次に、議第12号の新年度予算を含めて、財政運営全体について考察してみたいと思います。その際、関連して議第23号にも触れさせていただきます。 会期中の17日に特別交付税の金額について内示があって、昨年を4,600万円上回る7億8,744万7,000円となったとの報告がありました。今議会提案時の予算額に2億8,000万円上積みされたんですから、財政当局の顔がほころぶのも無理はありません。しかし、果たして喜んでばかりいられるか。 本市の財政状況を数字で見てみますと、基準財政収入額基準財政需要額で割って3年間の平均値をとった財政力指数は、奥野市政の晩年の平成3、4年に0.1ポイント以上好転しましたが、平成5年から6年は横ばいで0.675、平成7年には0.666と下降に転じています。これは7市の中でも飛び離れて低く、平均値の0.855に遠く及びません。借金返済のための一般財源である公債費を標準財政規模で割った公債費比率奥野登市政下でほぼ順調に減ってきていましたが、平成7年度からは上昇傾向に転じ、13.7%を記録、この傾向は8年度も続くものと思われます。 財政の貯金はどうなっているか。基金の現在高比率は平成5年には51.1あったのに、平成6年度は45.8、7年度は34.5まで下がっています。基金の生の数字で比較すると、奥野登市政最後の平成6年3月議会に提出された例月出納検査報告に記載されている基金の状況のうち、財政調整基金は6億4,000万円、公共施設等整備基金は約28億2,000万円。これに対して、今議会に提出されている例月出納検査報告では、前者が3億3,000万円、後者が17億8,000万円。約40%も目減りしています。私は基金のため込みを奨励しているのではありません。財政の悪化の状況を示す目安として紹介しているのであります。 玉田市政になってからも、第二プラントの基幹整備、図書館建設総合福祉センター一般廃棄物最終処分場リサイクルセンターと施設整備に努めてまいりましたし、努めていかねばなりません。必要なものは仕方がないわけですけれども、それによって平成9年度には210億円に達する莫大な借金となり、5年後からはその元金返済が始まります。市債返還の財源として、交付税以外に自主財源を毎年11億円くらい用意しなければならない事態が平成9年度以降平成18年ごろまで続くと覚悟せねばなりません。 肝心なことは、この財政状況に市長を初め当局自身がそれほど危機感を抱いていない様子があるということであります。市長は、冒頭あいさつで「積極的な予算が組めないというもどかしさを感じた」と述べられましたけれども、その程度の認識でいいのかと心配されます。それは私だけではありません。今議会の総括質疑で市政会の代表は、「国と地方がどのように理解し合えるかが難しい」という言い方で、国が公共事業やその財源負担を一層地方に押しつけるのではないかと心配しています。グループ21は、「財政再建は今やキーワード」と述べて、総花的発想を捨てるよう進言しています。 当局の楽観論は、多くの自治体で多かれ少なかれこういう事態になっている、うちだけじゃない、うちよりもっとひどいところもあるという程度の比較論と、借金の4割から5割を後年度交付税算定してもらえるものについては、この低金利下だから借りておいた方が有利という計算、さらに消費税増税分が地方財政に波及するという期待感に基づいているように思われます。だが、このような当局の姿勢は、近江八幡市の財政を立て直し、市民サービスの水準を維持するという主体的責任を投げ捨てているとの批判を免れることはできません。市債の後年度交付税算定に期待することは、少なくともその分だけは自主財源の拡大の努力を放棄しているのであり、しかも国家財政の状況によっては空手形になる危険性も否定できません。専ら国の地方財政計画に期待し依存する姿勢では、市財政の総体を膨らませて分母を大きくし借金の比率や返済金の比率を小さく見せることはできても、市民の切実な要求に謙虚に耳を傾け、とりわけ社会の底辺の人々に光を当てる施策の充実は望むべくもありません。 それどころか、早くも財政破綻のしわ寄せが市民に押しつけられようとしています。玉田行革とはこのことかと思い知らせる市公共料金の引き上げ第一弾、窓口手数料50%の引き上げが提案されました。また、国の法改悪が確実視されているとはいえ、あらゆる市公共料金の消費税を直ちに3%から5%に塗りかえる敏捷さ。高額保育料に苦しむ若い夫婦に唯一市政を身近に感じさせてきた保育助成金もばっさり削る。その上、グループ21の質問に答えるという形でごみ収集の有料化宣言を何げなくやってしまいました。この先どんな市民サービス削減市民負担増大があるか、警戒警報を発令して市民の注目を促さなければなりません。 総務部長は答弁の中で、「受益と負担の公平性を保つ観点から」と値上げ理由を説明されましたが、それを言うなら言葉だけの抽象的表現ではなく、これこれの受益にこれこれの負担しかないという数字による具体的な説明が必要であり、それがなければ市民は到底納得できません。さらに、その観点が公共料金にだけでなく、補助金や負担金の出し方においても貫かれていることが市民の前に明らかにされねばなりません。それだけではなく、受益と負担の公平性のみに目を奪われていると、税というものが社会に偏って存在する富の再分配の機能を担っているという観点が抜け落ちてしまう危険があることを指摘しておかなければなりません。 だれもが利用せざるを得ないような公共サービスの料金は可能な限り低く設定することは、低所得者に対する福祉施策とともに、社会を健康に保つために必要欠くべからざるものであります。 いずれにせよ、行政改革に名をかり、国の悪政に便乗してなされるこのような市政運営に市民は黙ってはいないと忠告して、議第3、12、23号の反対討論とします。 なお、さきに述べた同和施策について、新年度予算でも市単独事業にすら何の見直しも行われていないことは、当局自身の公約にも背くとともに、さきの総務部長答弁の受益と負担の公平性の貫徹がここにこそ求められていることを指摘し、付言しておくものであります。 次に、議第4、13、17の各号を一括して論じます。 国民健康保険事業会計と老人保健事業会計の予算関係ですが、医療保険が今日のように地方自治体と加入者国民に大きな負担を強いながら、なお巨額の赤字体質を抱えている理由がようやく国民に理解され始めています。過去10年間に6.7%、金額にして毎年1兆7,000億円もの国庫負担の削減、政・官・業の癒着によってつくられた高値薬価、高齢者対策を福祉施策から保険に肩がわりさせるなどであります。医療保険の赤字を理由にした医療制度改悪が今国会で議論されています。総額2兆円の負担増は、とりわけ国保加入者、老人世帯を直撃します。我が国は、アメリカに次ぐ世界第2の経済大国です。国民1人当たり国内総生産(GDP)は世界第1位です。にもかかわらず、GDPに対する国民医療費の比率は、経済協力開発機構(OECD)加盟24カ国中18位と極めて低い。その中でも、国と企業の負担割合が低いと言われています。医療制度の問題は、国と企業の負担と責任で解決すべきであります。このことを地方自治体としても強く要求していかねばなりません。国の言いなりになっている政治姿勢では市民を守れない状況がここにもあらわれています。とりわけ2億3,000万円にもなる基金は、基本的には現在の加入者に還元されるべきものであります。 以上の理由により議第4、13、17の各号に反対します。 次に、議第16、19、26、28号を一括して論じます。 これらは、公共下水道と農業集落排水事業関連ですが、いずれも国の消費税率引き上げに連動させるための改定です。先ほどの経済企業常任委員会の委員長の報告では、委員会審議において消費税に苦しむ市民の問題については何の議論もなかったと、質問もなかったという御答弁でございましたけれども、私は消費税の税率引き上げをもたらす本市市民の負担の増の問題に、本議会も真剣に思いをいたすべきではないかというふうに思うものであります。 消費税は収入のない人からさえむしり取る冷酷な不公平税制であり、これを引き上げるなどもってのほかという立場から、反対するものであります。 次に、議第14号、20号、29号のそれぞれ事業会計と、21、24号の病院事業会計を取り上げます。 それぞれの会計とも消費税率の引き上げ条例改定でございます。それを計算して来年度予算を策定したものであります。さきの議案に対する反対討論と同じ意味で反対を表明します。 同時に、水道事業会計については、高過ぎる水道料金は何としても値下げしてほしいという市民の声をつけ加えておきます。 最後に、議第30号、市道廃止のうち小船木6号線にかかわる提案に反対討論を行います。 農村工業団地予定地のほぼ中央を横切る道路の問題であります。本議会の質疑に対する答弁でも、農工団地導入に先立つものとの説明がありました。農工団地の導入は、特定の土地業者が少数の資産家とともに銀行の支援を受けて優良農地を買収し農業生産をしないまま遊ばせ、経済情勢の大変動の中でもてあまさざるを得なくなった土地、この土地を都市計画法上の用途変更という政策をあてがって農工団地を誘致しようとするものであります。土地開発公社の総力を投入して取り組まれているこのことが特定資産家を救済するものという意味で、不明朗な市政運営との批判は免れないものであります。 加えて、今日の経済、農業情勢のもとで、生産企業の導入が可能であるかどうかは極めて見通しがあいまいであります。さらに、地元住民は、土地の売却に際し、卸売団地にするためと行政が仲介するから売ったのだという思いで、その計画変更とその後の土地の形態について何の説明も地元に対してなされてこなかったことに強い不満を抱いています。その上、今回の市道廃止についても、地元の了解を抜きに行われようとしていると批判を強めています。こうした諸般の事情にかんがみ、到底本議会の認定に賛成することはできません。 以上をもちまして私の反対討論とします。 ○議長(白井久隆君) 以上で討論を終わり、これより採決します。 まず、市長提出議案のうち反対討論のある案件を起立により先議します。 お諮りします。 議第3号平成8年度近江八幡一般会計補正予算(第7号)は、各常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第3号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第4号平成8年度近江八幡国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、教育民生常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第4号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第12号平成9年度近江八幡一般会計予算は、各常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第12号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第13号平成9年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算は、教育民生常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第13号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第14号平成9年度近江八幡市と畜場特別会計予算は、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第14号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第16号平成9年度近江八幡市公共下水道事業特別会計予算は、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第16号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第17号平成9年度近江八幡市老人保健事業特別会計予算は、教育民生常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第17号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第19号平成9年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計予算は、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第19号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第20号平成9年度近江八幡市水道事業会計予算は、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第20号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第21号平成9年度近江八幡市病院事業会計予算は、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第21号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第23号近江八幡市使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定については、教育民生及び経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第23号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第24号近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第24号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第26号近江八幡農業集落排水処理施設使用料条例の一部を改正する条例の制定については、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第26号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第28号近江八幡公共下水道使用料条例の一部を改正する条例の制定については、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第28号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第29号近江八幡水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定については、経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第29号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 議第30号市道路線の廃止及び認定につき議決を求めることについては、建設常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立多数〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立多数と認めます。よって、議第30号は原案を可決しました。 次に、市長提出議案のうち反対討論のない案件を採決します。 まず、議第5号から議第11号の7件を一括採決します。 お諮りします。 議第5号平成8年度近江八幡と畜場特別会計補正予算(第3号)、議第6号平成8年度近江八幡住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第2号)、議第7号平成8年度近江八幡公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)、議第8号平成8年度近江八幡老人保健事業特別会計補正予算(第3号)、議第9号平成8年度近江八幡近江八幡南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)、議第10号平成8年度近江八幡農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議第11号平成8年度近江八幡病院事業会計補正予算(第3号)、以上7件は各常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第5号から議第11号は原案を可決しました。 次に、議第15号、議第18号及び議第22号の3件を一括採決します。 お諮りします。 議第15号平成9年度近江八幡市住宅新築資金等貸付特別会計予算、議第18号平成9年度近江八幡近江八幡駅南部土地区画整理事業特別会計予算、議第22号平成9年度近江八幡農業共済事業特別会計予算、以上3件は建設及び経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第15号、議第18号及び議第22号は原案を可決しました。 次に、議第25号及び議第27号の2件を一括採決します。 お諮りします。 議第25号近江八幡市立農業施設の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第27号近江八幡沖之島漁港の管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件は経済企業及び建設常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第25号及び議第27号は原案を可決しました。 次に、議第31号から議第33号の3件を一括採決します。 お諮りします。 議第31号平成9年度近江八幡農業共済事業事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることにつき議決を求めることについて、議第32号農作物(水稲)共済の共済掛金無事戻しにつき議決を求めることについて、議第33号農作物共済特別積立金の取崩しにつき議決を求めることについて、以上3件は経済企業常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第31号から議第33号は原案を可決しました。 次に、議第34号を起立により採決します。 お諮りします。 議第34号近江八幡市公平委員会委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立全員と認めます。よって、議第34号は原案に同意することに決しました。 次に、議員提出の議案を採決します。 会第1号を起立により採決します。 お諮りします。 会第1号「第29回オリンピック競技大会」の大阪招致の支援に関する決議については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。             〔起立全員〕 ○議長(白井久隆君) 御着席願います。起立全員と認めます。よって、会第1号は原案を可決しました。 お諮りします。 ただいま決議案が議決されましたが、字句、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、字句、その他の整理は議長に一任願うことに決定しました。              ~~~~~~~~~~~ △日程第4 議案の上程(提案理由説明)      議第35号~議第39号 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。 議第35号から議第39号の5件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。 議会事務局長永福敏一君。 ◎事務局長(永福敏一君) 朗読いたします。 平成9年第1回(3月)近江八幡市議会定例会追加提出議案書議第35号 近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(浸出水処理施設工事)請負契約の変更につき議決を求めることについて議第36号 近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(土木工事)請負契約の変更につき議決を求めることについて議第37号 財産(土地)の無償譲渡をしないことにつき議決を求めることについて議第38号 財産(建物)の無償譲渡をしないことにつき議決を求めることについて議第39号 財産(土地)の無償貸与をしないことにつき議決を求めることについて 以上であります。 ○議長(白井久隆君) 提案理由の説明を求めます。 市長玉田盛二君。             〔市長 玉田盛二君 登壇〕 ◎市長(玉田盛二君) それでは、本日追加提案いたします議案5件について提案理由の説明をさせていただきます。 まず、議第35号近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(浸出水処理施設工事)請負契約の変更につき議決を求めることについて及び議第36号近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(土木工事)請負契約の変更につき議決を求めることにつきましては、さきの臨時議会で議決いただきました浸出水処理施設工事に機械棟、管理棟などを、土木工事に処分地造成工事などの契約金額の変更議決を得たく提案するものでございます。 次に提案いたします3議案につきましては、平成8年3月議会での附帯決議を受けまして円満解決に向け努力してまいりましたが、合意解消に至っておりません。今回、新たな土地利用として市民の要望にもこたえるため提案するものでございます。 なお、引き続いて円満解決できるよう懸命の努力をしてまいる所存でございますので、御理解をお願いします。 議第37号財産(土地)の無償譲渡をしないことにつき議決を求めることについて、議第38号財産(建物)の無償譲渡をしないことにつき議決を求めることについて及び議第39号財産(土地)の無償貸与をしないことにつき議決を求めることにつきましては、学校法人京都城南学園の短期大学設置断念に伴いまして、運動用地として土地を、校舎及び体育館として建物を無償譲渡することについて並びに校舎用地として土地を無償貸与することについてそれぞれの効力を失効させたいので提案するものでございます。 以上、5議案につきましてよろしく御審議いただき、御可決いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(白井久隆君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 それでは、ただいま上程しました議第35号から議第39号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午前10時49分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前11時29分 再開 ○議長(白井久隆君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第5 総括質疑 ○議長(白井久隆君) 日程第5、総括質疑に入ります。 1名から発言通告がありますので、これを許します。 21番早瀬允人君の発言を許します。 21番早瀬允人君。             〔21番 早瀬允人君 登壇〕 ◆21番(早瀬允人君) 私は、市政会を代表いたしまして、総括質疑を行います。 本日追加提案されました議第35号、36号、請負契約変更についてでございます。 この議案の中には、機械棟、管理棟及び処分地造成工事、道路工事、門・囲障工事が追加されております。これらの工事は、当初からやらなければならない工事であると思うのであります。なぜ当初から入れられてなかったのか。まず、1点でございます。 2つ目は、まだ工事にも着手してないのにもかかわりませず追加工事とは少し納得がいかないのでございます。これはどうなのか、お尋ねをいたすものでございます。 3点目でございますが、地元との話し合いの中において進行上の提案と見られますが、落としてあったのか、そのために追加されたのかをお尋ねをするのでございます。 また、この件につきましては2月24日臨時会のときは、あのときはやる気がなかったのか、忘れておられたのかをお尋ねして、総括質疑を終わります。よろしく御回答お願い申し上げます。 ○議長(白井久隆君) 当局の回答を求めます。 生活環境部長伴甚兵衛君。             〔生活環境部長 伴 甚兵衛君 登壇〕 ◎生活環境部長(伴甚兵衛君) 御回答申し上げます。 議第35号近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(浸出水処理施設工事)、それと同じく議第36号一般廃棄物最終処分場建設工事(土木工事)の変更の内容につきまして御説明を申し上げます。 本工事につきましては、平成7年度に最終処分場整備計画書を国に提出し、総事業費約26億6,000万円の事業採択をいただいたところでございます。実施設計に当たりましては、承認をいただいた総事業費の枠内においてより安全な施設の設計に努力をしてまいりました。そうした中で、地元協議や国、県とも相談を積み重ねていく過程におきましてダイオキシン対策を組み入れることになりまして、変更を余儀なくされ、内容の一部を変更し設計をいたしたところでございます。 今回の変更内容につきましては、御指摘のとおり、浸出水処理施設工事では、薬品・機械棟、管理棟、浸出水処理水槽上屋、建築機械設備等でございます。当初請負金額13億5,450万円に対しまして、9,870万4,200円の増額でございます。 また、土木工事におきましては、処分地造成工事、施設回り設備工事、道路設備工事、門・囲障工事等でございまして、当初請負金額9億3,975万円に対しまして、1億6,766万9,250円の増額変更をさせていただくものでございます。どうかよろしくお願いしたいと思います。 それから、この内容につきまして当初からなぜ入っていなかったのかという御質問でございます。これは先ほど言いましたように、国の全体事業費を何としても堅持したいということから、さきの2月の議会では、地元要望あるいは環境の問題、住民の皆さんのダイオキシンの対策、こういったことを組み入れまして設計をさせていただいて工事請負に出したわけでございます。その中で、先ほど言いました管理棟ほか土木工事におきましてもはみ出ることになりまして、今回請負執行差額金額によりましてこの分を変更契約するものでございますので、御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 それから、24日の臨時議会のときの地元合意等の問題でございますねんけども、現在鋭意努力をさせていただいております。地元の皆さんの考え方は、この際何もかも一気に我々の要望を聞いてほしいというようなことでございまして、今のところ私どもとの話の隔たりがあるところでございますねんけども、何としてもこの問題の解決につきまして努力をさせていただく覚悟でございます。どうぞ御支援のほどよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(白井久隆君) 答弁漏れはありませんか。 休憩します。               午前11時36分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午前11時36分 再開 ○議長(白井久隆君) 再開します。 再問はありませんか。 21番早瀬允人君。             〔21番 早瀬允人君 登壇〕 ◆21番(早瀬允人君) 再問をいたします。 この問題につきましては、非常に地元の方々といろいろ協議をされながら進めてこられたと思います。地元の皆さん、やはり協力をしてもらわなければこの事業はできません。ですから、地元との合意ということを、やはり地元の協議を重ねながらこの工事について進めていただきたいと思います。また、協議をやっている中でも、やはり最後に見切り発車ということを絶対にされないように強く要望して、終わります。 ○議長(白井久隆君) 以上で21番早瀬允人君の質疑を終わります。 これより関連質疑を許します。 関連質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 関連質疑がないようでありますので、以上で総括質疑を終わります。              ~~~~~~~~~~~ △日程第6 委員会付託 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。 お諮りします。 ただいま議題となっています議第37号から議第39号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 異議なしと認めます。よって、議第37号から議第39号については委員会付託を省略することに決しました。 それでは、議第35号及び議第36号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり教育民生常任委員会に審査を付託します。 直ちに委員会を開催され、後刻委員会の審査報告をお願いします。 休憩します。               午前11時39分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後1時2分 再開 ○議長(白井久隆君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第7 委員会審査報告 ○議長(白井久隆君) 次に、日程第7、委員会審査報告に入ります。 教育民生常任委員会に審査を付託していました2案件を一括議題とし、教育民生常任委員会の報告を求めます。 1番福本匡志君。             〔1番 福本匡志君 登壇〕 ◆1番(福本匡志君) それでは、教育民生常任委員会審査報告をいたします。 今定例会において当委員会に付託されました案件を審査のため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり議決しましたので報告いたします。議第35号 近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(浸出水処理施設工事)請負契約の変更につき議決を求めることについて議第36号 近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(土木工事)請負契約の変更につき議決を求めることについて 以上2件は、原案を可決すべきものと議決いたしました。 以上をもちまして教育民生常任委員会審査報告を終わります。議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(白井久隆君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会審査報告を終わります。 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。 休憩します。               午後1時4分 休憩              ~~~~~~~~~~~               午後1時4分 再開 ○議長(白井久隆君) 再開します。              ~~~~~~~~~~~ △日程第8 討論・採決 ○議長(白井久隆君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。 まず、議第35号及び議第36号の2件を一括採決します。 お諮りします。 議第35号近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(浸出水処理施設工事)請負契約の変更につき議決を求めることについて、議第36号近江八幡一般廃棄物最終処分場建設工事(土木工事)請負契約の変更につき議決を求めることについて、以上2件は教育民生常任委員会審査報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第35号及び議第36号は原案を可決しました。 次に、議第37号から議第39号の3件を一括採決します。 お諮りします。 議第37号財産(土地)の無償譲渡をしないことにつき議決を求めることについて、議第38号財産(建物)の無償譲渡をしないことにつき議決を求めることについて、議第39号財産(土地)の無償貸与をしないことにつき議決を求めることについて、以上3件は原案を可決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、議第37号から議第39号は原案を可決しました。 次に、お諮りします。 同和対策特別委員会、都市活性化対策特別委員会、市民病院改築特別委員会の各委員長から委員会において審査中の事件につき、会議規則の規定に基づき継続審査の申し出があります。各特別委員会の委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付すことに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(白井久隆君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 以上をもって本日の日程の全部を終了し、本定例会に付議されました案件はすべて議了しました。 ここで市長からごあいさつをいただきます。 市長玉田盛二君。             〔市長 玉田盛二君 登壇〕 ◎市長(玉田盛二君) 閉会に当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。 議員各位には、去る3月4日に平成9年第1回定例会を招集させていただき、本日まで18日間にわたり、平成9年度の予算を初め、提案させていただきました案件につきまして慎重なる御審議を賜り、全案とも原案どおり御可決、御同意いただき、まことにありがとうございました。心から厚く御礼を申し上げます。 また、特別交付税につきましては、日本海における重油流出事故を初め相次ぐ災害などにより、前年度より大幅な減額が予想されておりましたが、議長を初め議員各位の熱心な要望活動のおかげによりまして、7億8,744万7,000円を確保することができました。今後とも、市財政の健全運営に心がけてまいりたいと考えておりますので、一層の御支援をお願いいたします。 さて、審議の過程におきまして、議員各位から賜りました幾多の御意見、御要望、御提言等につきましては、これを真摯に受けとめ今後の市政執行に当たり、十分に心して対応してまいりたいと考えております。 「新しい時代に向かって」積極的な行政推進を図らねばならないとも考えております。幸い、本市には幾世代にもわたって人々の暮らしを支え続けた美しい里や山の自然や湖岸、湖沼を有し、人情厚い生活が営まれてきました。「人々の心の温かさや自然を大切にする心を育むまち」として、御可決いただきました「新情報システムの整備促進」や「市民の森整備推進」などに努め、「カントリーライフ琵琶湖」の理想郷を目指し、一層邁進してまいりたいと考えております。 明日は、本市の春を呼ぶ風物詩として定着しつつあります「ヨシ焼き祭り」が西の湖周辺を舞台に繰り広げられます。いよいよ新緑が芽を吹き、陽光うららかな好季節となってまいります。議員各位には何かと御多忙のことと存じますが、この上ともに御自愛をいただき、市政運営に格別の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の御礼のごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(白井久隆君) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 3月4日に招集されました今定例会も、議員各位を初め、市長並びに当局の皆様方の格別の御協力によりまして本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。 特に今議会は、新年度予算案を初めとしますたくさんの重要案件が提出されましたが、議員の皆様方には長時間にわたり終始熱心に御審議を賜り、また当局の皆様方には真摯に審議に御協力をいただき、まことにありがとうございました。今定例会において成立を見ました各議案の執行に当たられましては、審議の過程において各議員が述べられました意見や要望を十分に尊重していただきますようお願い申し上げます。 去る2月1日に、本市とアメリカカンザス州レブンワース市との兄弟都市提携が実現いたしました。このことは議会も強く望んでいたことでもあり、たくさんの市民が見守られる中での調印式はとても意義深く感じました。今後も、ウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏のいにしえのえにしを大切にし、両市の経済、文化などいろいろな面での交流が深まりますことを期待いたします。 今、国では、行政改革の具体化に向けた諸種の施策が熱心に議論されております。経済の右肩上がりや人口の増加を前提としたこれまでの事業や施策は、これを厳しく見直さなければならないと言われております。本市におきましても、行政改革大綱の断行は避けて通れない重要課題であると考えています。また、それと同時に、21世紀に向かってのこの助走期に、必要な施策を確実に実行することもまた重要なことであると考えます。こうした中、本市新年度予算が、「新しい時代に向かって」を基軸としていることはまことに時宜にかなったものであり、新年度の種々の事業に大いに期待するところでございます。 厳しい寒さもすっかり和らぎ、桜のつぼみも膨らんでまいりました。もうすぐ桜花らんまんの躍動感あふれる春がやってまいりますが、皆様方には時節柄健康にはこの上とも御留意いただき、6万8,000市民の福祉向上と、近江八幡市のさらなる発展のために、一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。 それでは、これをもちまして平成9年第1回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。 皆様方大変御苦労さまでございました。               午後1時14分 閉会              ~~~~~~~~~~~ 会議規則第81条の規定により下記に署名する。  平成9年3月21日      近江八幡市議会議長           白 井 久 隆      署 名 議 員           友 清 尚 昭      署 名 議 員           浦 口 哲 也      署 名 議 員           西   由美子...